陽のあたる街の水族館で/中川達矢
 
自称「警視庁が見守る安全・安心な街」で
「自転車から降りて通行しよう。」の上にある
「公衆便所」の貼紙をやりすごしたら、
「貼紙禁止」の貼紙
「なんか面白いこと、ある」ところへ
せっかくだから手をつないで、だ。
推定合計齢135のふたり
たとえ、その昔にここへ来たとしても
今はまた「陽のあたる街の水族館」へは初めてきている。
「ココロ動かす、発見がある」のは、水槽の外
「水族館が好きすぎるマニアな人」でも
「たまに行く人」でも
「毎日でも行けちゃう」わけでもないけれど
「そこは人と人とが、おなじトキメキを分かち合える場」として
ふたりでしかない、ふたりでおとずれた。

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