畑違いの絵空事/藤鈴呼
畑違いだけど 鞭打って
馬を 走らせるから イケナイ
耕すのは 稲 のみならず
麦でも 大麦でも 若葉でも
何でも 良いのだけれど
欲張っちゃあ イケナイ
それを 忘れたから
雷が 落ちたのです
何時かの季節に 思ったこと
光が綺麗だと 信じたからこそ
窓を 開けたのです
風に そよぐ カーテンだけは
毎日 眺めて いたいから
取っ払うことが 出来なかった
畑違いだから 割り切って
電卓も 算盤も 投げ捨てたら
指一本で 足りる 気がした
あわよくば 足の指も
遣えるのでしょう
それで
足りる位だけ カゴに入れて
あとは
レジの お姉さんを
信じることに したの
帰り道を 軽く してみたの
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