お寿司/ドクダミ五十号
もある
「寿司」酸・し
すっぱいものと形容される
起源に付いては色々とあるが
「常に食をの願い」が
込められていると思うのです
酒があこがれであった古代
それに「さかな」は
必須だった
日本人の心には
常にハレとケの区別があって
ハレとサケは密接であった
開放を意味するハレの日に
酒食が必要であるのは
今更に云うべきでは無いが
それを知らぬ人の多いので
云う
お寿司と
「御」を付けて呼ぶのは
信仰に近い
我々日本人の
連綿たる歴史の
一つのかたちとしての
「自尊心」なのかもしれない
たかがくいものだと
笑うなら笑うと良い
銭を直接に食えると豪語出来るならば
あいにく手元に「さかな」も「さけ」も無い
さけなくば せつなきことと ことのいと おもいをしるや つまひくゆびよ
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