静かな波紋のごとく/
石田とわ
たことだけで
しあわせを覚えたのもまた確かです
愚かしいと嗤われようと
惹かれたじぶんのこころに嘘はつくまいと
そう思うばかりです
季節の流れの中でそれは形を変え
思うこころも変わっていくのでしょう
変わることを恐れずに
まっすぐに見つめ受け止めようと
まだ冷たい春の風に誓うのです
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