ありふれた春/
番田
閉じていた扉を開けて
出かけた 散歩道
Y字路の 右
いつもは知らない方角へ
桜の木が立ちふさがった
思い出すことのできない道で
名前も知らない誰かの家の前で
心に 4月が訪れた
戻る
編
削
Point
(3)