【HHM参加作品】きみはゼロ年代最高のカルトホラー『バーサーカー』を見たか/古月
のであった。
かくして、正義は勝ったのである。
■ クリエイターの正体
いよいよクライマックスを控え、ここからは再びティナの物語に戻る。
家の中をさまようティナは、ガラスケースの中に臓器がいっぱい並んだ、奇妙な部屋にたどり着いていた。
そこら中が粘液まみれで、ひどく気持ち悪い。しかも、なぜか金魚が床でぴちぴちしている!
ティナがじっと金魚を見つめていると、上のほうから声が響いてきた。独特の、エコーがかったボイスである。
「ティナ、なぜここにきた」
見上げると、そこには、あからさまな変態がいた。
それは、首のない、パンツ一丁のマッチョマンだった。
小さな前垂れのついた
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