【HHM参加作品】きみはゼロ年代最高のカルトホラー『バーサーカー』を見たか/古月
まやただ一人の生存者となったオッサンはどうなったか?
彼は、息も絶え絶えの状態で、なぜかプレートの演説を聴かされていた。
自慢の白い大皿を見せながら、熱っぽく語るプレート。
輝くエナメル
陶器
これは社会のようだ
全ての分子が俺のような個人だ
しかし結合すると形を形成する
丸い器が有機栄養物を分配するんだ
我々はこの皿のように力を得る
群れの中で繁栄していくのだ
我々は互いに助け合い強くなる
我々は繁栄を続けるぞ
そしていつの日か……
なんとも詩的だが、残念ながら完全に意味不明だった。
目をキラキラと輝かせるプレートに対し、オッサンの反応
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