【HHM参加作品】きみはゼロ年代最高のカルトホラー『バーサーカー』を見たか/古月
 
が逆ではないか?と思うのだが、おそらく撮影上の都合なのだろう。

ティナが目を覚ますと、そこは部屋の中だった。
壁も、窓も、ドアも、全てが新聞紙で多い尽くされた、不気味な小部屋。そこにティナは監禁されていた。こんなところに閉じ込められたら、ハッキリ言って発狂ものである。
ティナは壁を壊して逃げようと試みるが、鉄格子がはまっていて出られない。
そこにブレインが食事を持ってくる。
「スープとお金だ」
目の前に差し出されたのは、乱雑に束ねられた札束と、泥水のようなスープだった。
女心を掴むには、カネとメシである。このサロペット男、なかなか分かっている。ちなみにこいつは顔もそんなに悪くない
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