ありがとうの季節/
梅昆布茶
じめてわかる
人生のいちばん大切な語彙なのだ
人生の喜びは
貧富やステイタスにかかわらず
だいたいその辺に
集中しているさ
きみが本当に孤児だったかどうかはどうでもいいのだ
僕には興味のない事だ
嘘に嘘を重ねないで欲しいんだ
人から奪ったものは必ず誰かによって
ほとんどは自分によって
奪われるものだから
いっときの獲得を喜んではいけない
それを知るなら
大概の境遇は味わってゆける
それを忘れたからいま
そうなっているんだが
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