愚痴 口 朽ちて 独白/近藤正人
て3億円当たるほどいーことしてねーし
そんなもんに金使うほど金あまってねーし
良い女とあそぼーとおもえば断られるし
美味いもんくおーとおもったら手取りの15分の1だし
せーかつたのしもーとかおもってみたって
しんじらんねーくらい早く時間なんてすぎちまうし
ちょっと風呂浴びてボーっとしてりゃぁしらねぇうちにおねむの時間だし
おきたらおきたで淹れた紅茶も飲み干せないままに会社にいかなきゃなんねーし
だいたいしゅーまつのことかんがえてるわりには
ほんとーにたのしーことばっかのしゅーまつなんてこのごろねーし
べつに追われてもいないのに仕事におわれたふりとかすんのもヤだし
自分に自信あったことなんていまかんがえりゃまるで夢のことだし
ふときづいておーまわりにずいぶんと頭のいーひとがいるんだねー
なんて気取ったりして
おべっかつかったりして
笑顔みせたりして
なにも知らないイノセントなふりしたりしてさ
なにはともあれモノローグってのはこんなもんでさ
最後まで読んだ君は偉いよ
あたしゃあしたもはたらくね
戻る 編 削 Point(0)