夜に浮かぶ光のように/梅昆布茶
 
けて来た

力学に叶った優美なアーチをもつイルミネーションで飾られた橋梁は

夜の魂を何処へいざなってゆくのか

黄泉の国かあるいは何処かで未来の輝かしいビジョンにでも
つながっているというのだろうか

歴史という巨大な車輪のした文明の果てから
何かが伝達される

ただそれは無数のLEDに粉飾された幻想にすぎないのかもしれない

でも僕の心をいつも打つ美しい

大切な風景とも思えるのだ
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