姫君いちご/
朝焼彩茜色
いちご
私は舌を疑う
包まれたいちご 瑞々しく 飲み物いらずの 片手にいちご
甘さの加減のきいた されど棘のない 巧み搗かれた
小さな雪だるまたち
いちご
私は舌を疑う
かわいい姫をかわいいなんて思わない 喉に通る だから
閃きのいちご 小さな雪だるまたち
定着に着地している 和菓子のいちご 脇役にならない
姫君
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