握手、並びに四苦八苦の面影と夜風/赤青黄
 
大な動機、及
び動悸となり、人を抹殺するのだろうか


と、ここまで考えたところで、私は夜風を取り込むことをやめ、
十年来使い古している机に向かい、コシを静かに椅子の底へと埋めた、
私は言葉により生計を立てることのできる言葉を使う職業に就き、
その人生を尽くしたいと願ってやまない一匹の学生であるが、

未だに、言葉の本質について知ることは、出来ずにいる


そんな夜を私は、私と握手しながらすごしている。



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