思い出話/
梓ゆい
にも、あったはずなのに。他にも、あったはずなのに。
ホカニモ、
アッタ
ハズナノニ。
その一つが鮮明で
シャワーを浴びれば
右足で身体を支え
手すりに掴まりながら
一歩・・一歩・・歩く
かずちゃんの重みが、のしかかる。。
「お風呂に入ると、生き返るわぁ。。」
身体の重みは
心の重みへと、刻まれた。。
戻る
編
削
Point
(5)