【HHM参加作品】 ビル・マックィーンの詩について。あるいは夢について。/Debby
人間だと言っていい。だから、僕はその価値観に与することは出来ない。僕という人間が無価値だと断じるような神に祈ることは出来ない。
だから、僕はもう一つの文章の神、即ち「真実性」に賭ける。僕の話は面白くない、しかし少なくとも嘘ではない。そういう部分に全部まとめてベットする。そういうことだ。
もし、あなたがこの文章を「つまらない」と断じるなら僕はこう答える。この文章はその真実性に於いて評価されるべきであり、あなたの神への祈りではない。おまえの神などくそくらえだ、と。
それでは、僕のつまらない話を始めさせていただく。ビル・マックィーンという一人の詩人についてだ。
*
多くの人がビル
[次のページ]
戻る 編 削 Point(11)