マヨラー/
あおば
ボンボンと破裂し
フィラメントも
粉微塵に砕け
光らない
禿頭
の
男の子たち
は
欲のない
夜になると
世慣れた
サラダオイルも迷うほど
真っ暗になり
剛胆なストーカーだって
怖がって近づけないほど
食欲旺盛な始末書を抱きかかえ
警察に行こうよ
行こうよと
喧しく泣き叫ぶ
マヨラー天国の奴隷となっている
だろう
天国といえば
大昔から
ふっくらとした
白い雲の上で
無邪気に遊んでいる
迷子たちは
いつ
羽を毟られるのだろうね
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