此処に在る思い/桜 歩美
 
なんだ



あがいているとき

もがいているとき

親がしてやれることは見守りと温もりのある笑顔とご飯

そして気の利いた癒しの一言

「やるだけやったならそれでいいじゃない」

ただそれだけしか親は出来ない



自分で選んで自分で頑張れなかったときには

そういう結果が自分に帰ってくるだけ

そのときにもっと頑張ればよかったと思うことも

人生には必要なんだ

そうじゃなきゃ頑張ろうと思える人間になれないんだ



人は幾つもの弱さを抱え生きていく生き物だから

悩んだり後悔したりの繰り返し

だけどそこから踏ん張って頑張ろ
[次のページ]
戻る   Point(6)