凍てついたサウンド 九/
信天翁
ヨタヨタ ドッコイ フーラフラ
ノタノタ ドッコイ フーラフラ
トボトボ ドッコイ フーラフラ
見慣れて 歩き厭きた プロムナードで
でまかせの呪文を 呟きながら
(えび煎餅が焼かれるように)
リハビリのまねをした が
所詮「気」の風と
「血」の光と
「水」の音とが 渦潮となって
そぞろ心は 孤独を増幅するばかりだった
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