花/
はるな
ごめん
ぼくは
赤くもないし青くもない
甘くもないし硬くもない
きみが笑っても
泣くこともない
もっと地球を
なめていたかった
たくさん星をみたかったよ
ごめんね
もうぼくは
きみの胸がゆれるのを
みることはないよ
ああ
あれは
花のようだった
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