空白/梅昆布茶
人がいないことのかなしさ
戻ってこない哀しみがおおう
巻貝の自由だってもうちょっとましかもしれない
ただ居ても伝わらないかなしさが一番だったかもしれない
いつも人を否定しながらそれを求めている気がしている
自己分裂もいいとこだが
あの人の 優しいうなじは幻像の中にしか
僕のはかない決意は砂の城で
彼女に幸せって何ってきかれたってこたえられなかったこと
ニーチェ みたいにせいびょうで惑乱するほど進化してないんだ
風はすべてを運んで来る
きづかないだけだ
そしてきみの言葉がぼくを今日もかるく撃つ
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