I love you/木屋 亞万
 
の恋に心打たれても
私の頭の中は君で満ちていて、さらにあふれ出る君のこと

お風呂に入ったときに立ち込める水蒸気のように
君は丸裸の私を余すことなくしっとりと包み込む

寝ても覚めても、歩いても座っても、笑っても泣いても
君が、君は、君なら、君と、君って、君を、馬鹿の一つ覚えのように君

いつか当たり障りの無い君との日常さえ
脆くも崩れ落ちてしまって、遠く離れてしまうのならば
一分一秒でも側にいるため
君を強く確かに心に抱いておくために
私はもっと確実に君との日常を保ちたい

伝えることが告白ならば
逃げ出したい気持ちを押し込めて
一日の中で一番勇気の出る時に紡いだ言葉を集めて

君に
私の日常にいてください
と言おう
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