氷柱の越年/
信天翁
足軽の思惑が逆巻く 丘のひだ
かがり火の消えた 鎮守のほこら
そこから
思惑の黄ないランプに照らされて
追憶に焼き付けられた 泥沼が浮かびあがる
そして そこから見えてくるのは
枯れた葦と 不揃いの星屑ばかり・・・・
決して 悲嘆の人形ではない
諦観の影武者でもない
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