新年を迎える/
花形新次
この年末の忙しいときに
詩を読んだり書いたりすんのは
家族にも世間にも
相手にされない
はっきり言うと
余計者なので
それを心に留めて
遠慮がちにしているのが
余計者としての
礼儀だと知ってもらいたい
それでも
正月は
新しい苦しみの始まりに過ぎない
なんて糞みたいなことを
なかなか良いなと自画自賛しつつ
そのわりに
雑煮は餅三個を要求したりするので
ホント、いい迷惑だ
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