349次元/レイヨウ
 



低音が私の中心を振動させる
脈拍が共鳴する

私の体は、実体を失い音の洪水に溶けた


ふわふわと
小さくても広い異次元を漂う

ゆらゆらと
人の隙間を縫って流れる


さぁ、螺子(ネジ)を緩めましょう
お堅いのはここでは嫌われるのだから

君はどこから来たの?なんて
ナンセンスね
そんな問答0.7秒で蹴り飛ばされるわ

この小さく限られた、
可能性だけは無限大の次元に
溶けてしまえば関係ない
すべて、関係ない


溶けて
溶けて

共にゆられて



「世界を飲み込む波になれるの、君は知っていたかい?」



誰かが云った
鼠たちが愛想を振り撒く街より
ここには夢が詰まってると


逃げ込む場ではない
必ずみんな持ち帰る
自分の場所へ

耳たぶに残る熱気と揺れを、確かに





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