古いうたの夢/
朧月
古いうたのような
夢をみていた
めざめのときは
薄い舌を何枚も層にしたような手触り
嘘も重ねて
私はいます
今日も
生きねばならない
おっくうだと
思う自分に
冬の空気は冷たく
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