君に取り戻そう/
瀬崎 虎彦
充填された
ミルクのような霧の中で問う
片付かない問題を抱えて
森の中
足を浸した水の中に
見たことのない生き物が棲んでいる
勢い込んで走る特急列車に
その側面にこの身を添わせれば
幻の代価であがなわれた
摩天楼は醜聞に震えている
時間を 失った時間を
君に取り戻そう 君に
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