大河/朝焼彩茜色
 
大河にそそぐ 透明に聡明さを探し続けた時代
印を押し朱肉の色と血族の色を太陽に染め

土踏まずの窪みの隙間に 大きな壮大を登ってゆく
大地の感触を胸に 常識の中の非 変わる変わる非常識へと

何故 古の同じ心臓打ち 鼓動
太鼓の皮はたるまず張り詰める 緊張の目尻は切れ長に尾を引く

何故 進化するに こんなにも回転の軸を削り取るのか
何故 透明に聡明さを探すのに 素直に直せないのか

心ぞ どこに在る どこに在るのか
主義の個人一人一握りだけでは 進めない

時代とは言えない

宗は空を示す きっと 教えは空から降りてくる
深呼吸を終え 印を押す死んだ後に

朱肉の色と血族の全の色を透明な大河にそそぐ

所詮の命を葬り 

時代を変える
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