近代漫才の変遷〜しはいつもかたわらにあるがきみもそうか?〜/TAT
みと弟(しゅんじ)が僕(たつや)にこう言いました。
『俺ら売れるんやろうか、、、、。無理ちゃうか。最悪、、、兄だけ売れる気がするわ、、、』
僕は言いました。
『何でやねん!』
『だってさ、、、、『し』が付いてへんもん、、、、。俺の名前には、、、』
ハテナマークの嵐の中で、僕は言いました。
『何でやねん!しゅんじ!』
『だって!だって俺のは『しゅ』やん?純粋な『し』とはちゃうやん?』
僕は思いました。
『まじかこいつ、、、、、』
『それに比べて兄はさ、、、『つ』やけどこうクルッとしたら『し』になるやんかぁ、、、、』
僕は思いました。
『怖い。こいつマジだ。帰りたい。でも帰ってもコイツおる!だって弟やもーーーーーーん!!!』
と。御清聴ありがとうございました。
弟は現在、芸の道をあきらめ組立工をやっております。『近代漫才の変遷シリーズ』次回に続きます。
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