秘密/
中村葵
日曜日の夕方
群青色の冷たい空
閉じ込められたような
地平線の端がじわりと燃える
正解がないのは
どの道を選んでも同じ
世界を美しいと思うのは
積み上げられてきた
歪な歴史の上にあるから
暗号にして解き放った
いくつかの言葉は
誰にも知られずに
いつか世界を変える
戻る
編
削
Point
(19)