猫と女とブラックホール/M?lodie
えてしまったりする時点で私はやっぱりうちの母親の血を引いているわけで、きっと子供を産んだらうちの母親みたいな母親になるんだって思ってしまったわけだ。
もう間違いなく、母親への強烈なトラウマやらコンプレックスやら前提としてもう大否定に更に大否定を重ねてしまう、いつまで経っても成長しない自分というのは自覚している。
けれども。
この年になると、もう、一人の女として、一人の女としての母親というものを考えてしまうのよ。
女だからこそ女には厳しい目線を向けてしまうという世間一般的なものも大いに自覚しながら、嫌いな女のタイプだなって思ったりするけど。
じゃあ、その血を引いてる私が今こんなことを偉
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