散歩道/ぎへいじ
 
ドウダン ツツジの森は小春日和が好き
根元にからみつく風が友達

山ひとつ越えた里はすでに埋もれ

西の山にかかる雪雲
低くはぐれて ひとつ ふたつ


森の中を散策するには

詩人に ならないと無理
小人で なきゃあ歩けない

そんな めんどうな事

きっと楽しいだろうなあと思えば誰でも

でも だれも気が付かない垣根の下は

ちょと独り占めの森の小道
散歩道

もうすぐ ここも冬の遊び場

暖かくしょう




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