【批評祭参加作品】おーい、そろもん!/佐々宝砂
。しかしこうしたことが、一部のマニアにより今なお伝承されているのは本当のことである。ではみつべえさんは、72の悪魔について書くつもりなんだろうか。まあそんなつもりはないだろうと思うけれども、全部で72作だったらかなり楽しいですな。
「そろもん」シリーズは、愉しめるだけ愉しんで、そのあと少しだけ「ん?」と思えばいい、基本的にはそんな詩作群なのだと私は考えている。私が大好きなのはたとえばこれ、
>「そろもん(召喚呪文の話)」
>
>われこそは つよきあほたれ
>はじしらずで あしもくさいぞ
>どうだ まいったか
>かしこまって ここにきたれ
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