希望の朝/三田九郎
 
夜と朝の

境界線は

音もなく

やさしく引かれ

月の輪郭は

あわく

ほどかれ

いつのまに

僕らは

しんと

立たされる

夜の長さと引きかえに

いやおうなく

希望の朝
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