宇宙人のしわぶき(七)/
信天翁
庭木の虚空を指さす
その たくましさに見惚れたとき
リグレットは にびいろの反芻に苛まれる
そうして カルマが ルーズな演出を始める
「風」が立ち 「時」を騒がせている
「光」は居座って 「空」を狂わせている
そのなかで・・・・
永劫の断片を拾いだそうとしても
雑多な邪念が とぐろを巻きだしているのだ
鎮守の森の キジバトの
グロテスクな唸りと共に
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