無題/葉leaf
僕には心がないのです、この充実ですか、これは何か砂糖菓子のような余分なものでしかないのです、ただ甘いだけでそこで閉じてしまいます、あなたはそんなに死にたいのですか、死にたいと言いたくて、死にたいと口にするたびに生きたくなるようでもあり、何かの滝でしょうか、なだれ落ちていく、その後の空白しかあなたを生かすことができない、空と草、洞窟と海、このような類義でも対義でもない斜な関係ばかりですね、首を吊るよりも山で凍死した方がいい、そんな二者択一よりももっとたくさんの選択肢があるではないですか、大体僕がこんなことを書いているのも無数の死を指し示すために過ぎません、言葉の機械性、経験の二重性、世界の孤立、あら
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)