木のなまえ/
はるな
ふくらみの去ったあとに
なぜつめたさが残るのだろう
もともと無いものばかりもとめる
いつも見つめるたびにこぼれる
気持ちになまえをつけるのはやめて
指をあらって
木を植える
そのうちしらないひとに
なまえをつけてもらう
戻る
編
削
Point
(3)