雪氷積りて 草花艶やかに/黒ヱ
 
なびく)

手を取り合い 共に歩み
明日とを繋ぐ輪をくぐると 約束し合ったのに

それでも あまりに 高く 温かく
煌めき そして凍てつかせる 天に叫ぶ

「一夜の長きの切なさよ!」

当たり前に 応えはない

枯れ行くのか その前に萌えぬのか
それすらも無いのか

「もう 分かっているのだろう」
「もう 気が付いているのだろう」

そう
もう光はこない
永遠にだ



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