いのち/
もっぷ
尽きない想いに眩暈して
それでもいつかは尽きるいのち
燃やし尽くし
願い尽くす
夜も更け
この秋も発ってしまう
待たれていたころを偲ぶ
影ひとつ
過ぎて愛想尽かされ
厄介者
ゆき過ぎたから
帰るも戻るもない
時の中で
涙する
やはり
みな
いのち
いのち
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