出会う/
はるな
あれから
いくつかの詩を書いた
ふたりとも
無言で
色にも
光にも
夜にも かまわずに
いくつかの詩をかいた
鳥が飛ぶのにも
種が蒔かれるのにも
気づかないで
それから
さらにいくつかの詩を書いて
顔をあげたとき
お互い
やっと出会えたと感じながら
あなたが
誰だかわからない
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