空のような、雲のような。そんな夢さ。/元親 ミッド
 

自分の手のひらを見て思うんだ。

僕に、何かが出来ないかなって。





この手で何か、人のために

作ったり

奏でたり

守ったり

描いたり

書いたり

救ったり

拾ったり

何かできないかなって。





そうして

誰かに喜んでもらえたらいいのにな。

誰かに喜んでもらえたら、

きっと僕も嬉しくなるから。

本当に

単純に

そう思うんだよ。





誰かのために

ほら

こんな僕でも役に立てるんだって

思えたらいい。
[次のページ]
戻る   Point(17)