わたしの森で/木の若芽
「わたしの森で」
木の若芽
どこに行こうとしていたのかわからなくなってしまって
どうしても?わたしの森?の入り口にきてしまう
何べんためしてみても同じこと
高い高い木々がうっそうと立っている
きっと入っていけば
行くべきところへ出られるのだろう
そしてその途中でか 森を出たところでか
めぐり会いもあるだろう
なぜここは?わたしの森?なのだろう
なぜそれは確かだとわかるのだろう
この不思議にほほ笑んで歩みだす
あの茂みの奥に
いつになくうやうやしいしかたで目をやると
もう胸があたたかくなる
さあ会いに来ました
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