俺が死んだあとに訪れるものたちのことを生きてるあいだに教えてくれ/ホロウ・シカエルボク
 
に持って行ったら意外なもので無表情だったそのコが結構可愛い感じでにっこり笑ったものだから俺はすっかり考えを変えてこのコも結構いいじゃないかなんて現金な感じで現金を払って小さなビニール袋を持ってコンビニを出ながらエコの看板を見てレジ袋が要るか要らないかなんてこと気にするんなら夜中は閉めとけばいいんじゃないかなんて思ったりしてこれは機会があったら今日レジにいたコかあの可愛いコにでも聞いてみようなんて考えてみたりしながら川沿いをずっと歩いて家に帰ったら同居人が飼ってる猫がやれ餌をくれだの腹を撫でろだのとやかましいことを次から次へと訴えるのでゲージに放り込んで出てこれないようにしてそれでも餌と水だけはきち
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