俺が死んだあとに訪れるものたちのことを生きてるあいだに教えてくれ/ホロウ・シカエルボク
冷えはじめた午後にやたら腹を壊しうんざりするほど柔らかくてくせえ糞を何度も垂れ流しながらジョンレノンの一部ばかりが垂れ流されてる繁華街へ繰り出せばだらしねえ尻を見せびらかして歩いてる女子高生にげんなりして食いたくもねえくせにハンバーガーなんか売ってる店に入って適当にセットを頼んでぼそぼそ食っているとやたらとでけえ声で話すババァの一団が土石流みたいに自動ドアの向こうから入ってきてまるで聞く気にもならねえお家事情をべたべた垂れ流しはじめるもんだから食うのもそこそこに残ったものをゴミ箱に放り込んで外へ出ると一瞬どっちから来たのか判らなくなり少しのあいだ立ち止まって考えているとどこかで見たような人間が
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