事実/世江
 

気づいた時にはもう遅くて、
頭を抱え、しゃがみ込んでいた。


































“ここは、何処なんだろう...?”





















無機質に響いたその声は、
闇へと消えていく。





























時間(とき)だけが流れて、









私の想いだけが、


この場所に取り残されていく。























これが現実であり、
離せないこと。





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