事実/
世江
俯いたまま目を瞑り、
ゆっくりと夢の世界に堕ちてゆく。
零れ落ちる雫なんか、気にしない。
ただ、真っ直ぐに、堕ちてゆく。
お決まりの機械音を聞く前に、
電車を降りる。
歩いて、
歩いて、
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