事実/
世江
いつもの帰り道。
電車に揺られながらうとうと...
夢現の中、あんたの声が聴こえて
ハッと目を覚ます。
でも、居るわけなくて。
普段は絶対聴かないバラードを、
これまた、普段でも有り得ないくらいの大音量で流す。
中身なんか、どうでも良いんだ。
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