頂きの眺め/
HAL
のはなによりもきみなんだと
浅はかで愚かなきみはようやくに知る
こんなはずじゃなかったと
しかしきみの愚かさが
しかしきみの憐れさが
きみの眼を射抜くだろう
そう権力を握ろうとするものは
頂きに立ったときその荒地を眺め
自分の間違いに気づくんだ
自分の浅はかさを知るんだ
多くの市井のひとびとは先人からの知恵に学び
不幸になるのは分かっているから頂きに立とうとは想わないんだよ
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