秋の便り/月乃助
 


 見渡す秋空に 質量などもたぬ光の

あたたかさを孕む力に 驚かされたり

風が雲を運ぶのは、なにかの意志にちがいないと 想ったり、


 ときおり電話が鳴るのは、
 私を必要ともとめる 呼び鈴のようなものですが
今日ばかりは、すこし ほっておくことにいたします




                                
かしこ







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