守るべきものに守られて。/元親 ミッド
 


その分強くなれたんだ。



つまりは、キミを守っているつもりになっていた僕に

力を与えてくれていたのは本当はキミの方で

守っているつもりの僕が

本当は、キミに力をもらって

初めてそうして強くなれたんだって。



きっと

僕は僕で

キミに守られていたんだね。



いつかキミが言った。

“ごめんね、あたしには何の力もないけれど

 すべてをかけてもあなたを守りたい”って。



あの時は、僕は笑っていたけれど

でも今ならわかります。

きっとキミはあの時から

ずっと僕を守ってくれていました。



ありがとう。

キミのことを愛しています。

キミに何の力もないだなんて嘘だよ。

キミが

キミ自身が、僕の力です。
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