人はみな心の中に花園を持っている/beebee
眉を開くのを
じっと待っている
その一瞬を想い
憧れて待っているのだ
今日もまた一つ
小さな言葉の種を植える
水を遣り
おmajiinaiのような歌を唄って聴かせる
伸びすぎた樹々の枝を払い
陽の光りを調整をする
赤い花や白い花、青い花
小さな花や大柄な花
そこでは喜びの木漏れ日が零れ
静かな時間のうちに
想いがたゆたい
緑の風がゆったりと流れている
私は花達のそばに寄り添い
饒舌に話し掛ける
いつか房状の青い花を愛でる貴方を
私は待っている
たとえ木枯らしが吹く
冷たい冬になっても
その一瞬を想い
私は待っているのだ
緑の風よ
青い空を
白い雲を
呼んでおくれ
私は待っているよ
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